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NPO「ペシャワール会」の伊藤和也さんが反政府武装勢力タリバンの影響下にある地元組織メンバーに拉致され、殺害されました。

最初、ペシャワール会の日本人メンバーが拉致されたと聞いたとき、耳を疑いました。
ペシャワール会はアフガニスタンの人々のために骨身を削って働いている、現地の言葉も喋れるのに、そんなはずはない。
多分、何かの間違いで、ペシャワール会と分かれば、直ぐに開放されるだろうと思っていました。
現に、その日のうちに、釈放されるというニュースが流れましたが、誤報でした。
殺害されたことが現実となり、非常に、残念な結果となりました。

死因は太股の動脈を銃撃によって切断されたことによる失血死でした。
待ち伏せされ、運転手とともに犯人グループ4人に拉致され、付近にいた村人が山を上がっていく伊藤さんたちに気がついて、村人たちが1000人で山狩りをし、その後、逮捕された容疑者の自供により、殺されたという場所で、翌日遺体が発見されました。
どうも逃げるのに足手まといとして、足を撃って、置き去りにしたものと思われます。

伊藤さんは26歳、農業の専門家として、アフガニスタンに渡って5年、麻薬のケシから茶栽培に転作する事業などに携わり、住民とペシャワール会とを結ぶ架け橋のような存在で、住民たちの信頼が深かったと言います。

現地での葬儀では、村人500人以上が訪れ、恩を仇で返すことになり申し訳ないという言葉が多く聞かれ、アフガニスタン人メンバーも伊藤さんに恩返しするつもりで、夢を引き継ぎたいと話し、中村代表も一旦日本人メンバーは日本に戻り、アフガニスタン人メンバーで事業を進めるが、アフガンでの事業は必ず続けると強い意志を示しました。
後日、村人全員が参加するお別れ会が催されると言います。

他者のために、身を粉にして働く、なんて素晴らしいことではないでしょうか。
オリンピックで金メダルを取った人も素晴らしいが、私はこちらの方を尊敬します。
オリンピックを含め、自分のために頑張って財産を得るのに対し、他国に行って他者を救う、礎になっても良い、並大抵の気持ちでは出来ません。
国民栄誉賞ものだと思います。


ペシャワール会については、「ペシャワール会の中村医師に学ぶ、テロとの戦いは武力弾圧でなく農業支援」で記事にしていますので、宜しければご一読下さい。

ペシャーマール会は日本政府の援助は一切無く、民衆の間に入って、医療、農業等の分野で、むらびと目線で頑張ってきました。
タリバン政権の時から、活動し、タリバーンの人達からも信頼されてきました。
タリバーンはイスラム原理主義ですが、広く人民に指示されてきました。
だから、今、勢力を盛り返してきました。アメリカの傀儡、カルザイ政権にはその力がないのです。
単なるテロ組織ではなかったのが、ペシャーマール会の人までも標的にしてきたのは、かつてのタリバンではない人達によって、事件は引き起こされたと思います。
彼らは一切の外国人の排除を標榜しているそうですが、要因はアメリカとその同盟軍(=他国)による強引な武力攻撃による国家転覆だったと思います。
テロリストをかくまったために、国を攻撃して国を潰すという、多くの無関係な国民を巻き添えにして、それも明確な証拠のないままに。
武力によって得たものは、武力によって反撃される。そのしわ寄せが善良なるNPO組織に来たのだと思います。
民力によってしか、真の平和は構築できないと思います。
ペシャワール会には、人々に根を下ろした、地道な活動をこれまで通り、続けて欲しいと思います。

来年早々には、テロ特措法の時限をまた、迎えることになります。
アフガンが物騒になってきたので、テロ特措法の継続が必要と日本政府は言いますが、アフガンが物騒になってきたのは、武力による制圧による結果で、アメリカ傀儡政権が人心を掌握できていないからです。
国民を巻き添えにした武力による制圧は、益々、国を混乱に招いています。

アフガニスタンは内陸の国で、インド洋に面していません。
何故、タンカーにテロの危険性、インド洋で監視活動、論理に無茶苦茶な飛躍があります。
アメリカ追随で思考停止ではなく、日本は独自の考えでアフガンに何が出来るかを考えて欲しいと思います。
憲法9条の国家では、武力支援が答えではないことは明らかです。


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愛てんぐ

Author:愛てんぐ
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