≪ 2017 09   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - -  2017 11 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

『まるこ姫の独り言 宮城県、性犯罪前歴者のGPS監視検討に思う』に書き込んだコメントをベースにして記事にし、エントリーします。

宮城県、性犯罪前歴者のGPS監視検討 唐突な表明に不信感も
河北新報 1月23日(日)10時9分配信
 宮城県の村井嘉浩知事が22日、性犯罪の前歴者などに対する衛星利用測位システム(GPS)端末の常時携帯義務付けやDNA提出などを条例化する方針を正式表明した。県民からは監視社会への懸念や実効性への疑問、性急さを指摘する声が相次いだ。一方で、犯罪の抑止力として期待する意見も。規制を強化する条例をどう受け止めるのか。仙台市内で聞いた。
 「何事も監視する窮屈な社会になりそう。独裁政権の国を連想させる」
 仙台市青葉区の無職女性(57)は不安をあらわにし、「人間同士の信頼感をなくす表面的な手法。性犯罪の厳罰化、出所後のケアに力を入れるべきだ」と主張した。
 泉区の大学4年尾形聡さん(22)は「罪を犯した後に心を改めた人もいる。監視すれば何とかなるというのは短絡的な考え」と指摘。宮城県柴田町の女性会社員(22)は「女性が駆け込める機関や、相談組織の整備などを進めるべきだ」と強調した。
 児童ポルノの「単純所持」禁止に続き、県の方針が突然示されたことへの不信も聞かれた。
 若林区の自営業男性(65)は「あまりに性急、唐突。もっと慎重に議論し、県民の総意を得るまで時間をかけるべきだ。『全国初』という功名心が働いているのかと勘ぐりたくなる」と疑問を投げかけた。
 青葉区の専門学校生の女性(20)は「性犯罪者以外にも監視が及ぶようになるかもしれない」と、警察による条例の適用範囲の拡大を懸念した。
 犯罪を防ぐため、規制強化を支持する意見もある。
 「日本は性犯罪への認識が甘い。宮城の取り組みが、他県、国に広がるのでは」と言うのは宮城野区のアルバイト日下部樹さん(22)。娘を持つという青葉区の会社員福井司さん(43)は「人間性を損ねる部分はあるが、再犯を防ぐには多少の規制はやむを得ない」と話した。
 娘2人を育てた太白区の自営業女性(63)も「子育て中は、犯罪に巻き込まれないか心配だった。女の子の親なら同じ気持ちではないか」と県の姿勢を評価した。
 泉区の大学職員小色隆志さん(36)は「再犯防止の点で正しい」とする一方で、「規制強化で加害者がふさぎ込み、自殺する可能性も考えられる。再犯防止に向けた教育など別の方法を検討する余地もある」と語った。
◎過剰な規制、法原則覆す/予防を名目にエスカレートする恐れ
 宮城県が、性犯罪前歴者の日常行動を常時監視できる条例制定の検討に入ったことについて、「監視社会を拒否する会」(東京)の共同代表を務める田島泰彦上智大教授に聞いた。
 ?宮城県が打ち出した「行動監視」は、国内では前例がない。
 「『また罪を犯すかもしれない』というだけで危険人物の烙印(らくいん)を押し、常時監視するのは過剰な規制だ。犯した罪は事後に処罰するという近代の法原則を覆すことになる」
 「予防を名目にした規制はエスカレートする危険がある。いったん許すと対象が広がり、思想信条にまで及ぶ恐れも否定できない。戦前の治安維持法がそうだった。いわゆるエロ・グロ・ナンセンスに対する表現規制と同様、対象が性犯罪だと『厳しい規制は仕方ない』と思われがちだ。踏みとどまる必要がある」
 ?憲法上の問題点は。
 「対象者に衛星利用測位システム(GPS)の携帯を求めるようだが、行動の自由とプライバシーが侵害される。基本的人権が制限され、憲法の理念を踏み外すことになる」
 ?県は性犯罪の前歴者にDNAの提出を求めることも検討している。
 「警察の思惑が見え隠れする。犯罪の可能性がある人物を管理下に置き、治安維持の妨げになる不安定要素を極力なくしたいという発想だ。監視カメラを増やしても犯罪が減らないように、強権的なやり方では本質的な解決につながらない」
 ?今回の県の考え方全体をどう感じるか。
 「排除の発想があるのではないか。社会の寛容さが失われている証しともいえる。さまざまな問題を抱えるのが社会の現実。処罰を受けた後は、社会でその人を受け止め、立ち直るためのサポートを用意する必要がある」
 ?性犯罪の再犯率の高さから、県の方針を評価する声もある。
 「ストレートな対策は分かりやすく、支持も集めやすい。ただ、長い目で見たらどうか。犯罪を生む原因に目を向け、犯罪リスクを低くしていく多面的な努力を地道に続けることが重要だ」
 [たじま・やすひこ]1952年埼玉県生まれ。早大大学院博士後期課程単位取得満期退学。神奈川大教授などを経て99年から上智大文学部新聞学科教授。専攻は憲法、メディア法。
最終更新:1月23日(日)10時9分


性犯罪でも他の犯罪と同様、罪を償って刑期を終えると言うことは法的にはリセットされた状態になります。
GPS携帯を強制的に付けさせ行動を監視するということは、刑を終えて白紙の状態の人に更に刑罰を与えるというもので、人権侵害に当たると思います。
本人が治療の一環として求めるならば、検討の余地はあるかも知れませんが、明らかに人権を侵していると思います。
性犯罪が再犯率が高いというのも理由にならないと思います。
強盗であれ、何であれ、全て再犯する可能性があり、線引きすることは出来ないと思います。
過激派などテロリストに付けろ、ときの政府に良からぬ人々にも付けろとなるでしょう。

再犯すると言うことは、刑罰が抑止力になっていないのではないでしょうか。
刑罰の期間に、悔い改めたり、矯正することを受刑者たちに施さなければならないように思います。
刑罰よりも矯正プログラムです。
刑を終えた者を受け入れる社会も偏見の目で見たり、社会から阻害しようとするから、再犯の要因になり、社会の方にも問題があると思います。
矯正プログラムを受け入れて、考え直した人間を社会が暖かく迎えるようにしなければならないと思います。
そのような仕組みを公共、民間のネットワークで仕組み作りをしていく必要があると思います。

いずれにせよ、人権に関連する問題は、宮城県という自治体のレベルに手に負える問題ではありません。
おまけに、もっともっと議論するならともかく、浅はかに条例化の方針を決めるような問題でもありません。

GPS形態の義務づけや防犯カメラの設置は、あくまでも対処療法であって、根本的な解決にはなりません。
被害者や加害者を減らすことに繋がるかも知れませんが、加害者の心の闇まで正すということには直接繋がらないと思います。
加害者やその予備軍も被害者も、誰もが、心安らかに、不安を感じずに暮らすことには至りません。

人間は社会的動物です。
家族や社会など、他との関係で個が作られていくと思います。
性犯罪も先天的なものもありますが、後天的な要素も極めて大きいと思います。
後天的な環境因子により、そういった問題の性癖が生まれてくるのではないかと思います。
影響を与える要素を科学的に調べて、そうならないような社会の仕組みや制度、家族の関係を社会で考えるとともに、治療の方法を確立し、受刑者のは強制プログラムを実施すべきと思います。

カメラや形態という機械による監視ではなく、孤独・無縁社会である今の現状を、もっと絆のある、支え合う家族や社会へと構築することの方が大事なのではないかと思います。
スポンサーサイト


愛てんぐ

Author:愛てんぐ
自由が一番!

*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

*世の中では格差社会がどんどん進み、言論統制の動きも見え、益々自由に生きられなくなっています。

*てんぐになって人のため世のため、独りよがりの意見を、愛を込めて発信していきたいと思います。

*思いを伝えたいため、正確でない表現や数字がありますので、ご了承下さい。

*ブログの趣旨に反する、不快感を覚える、礼儀をわきまえないコメント等は削除しますので、ご了承下さい。

*記事は、情報の正確性や表現の的確性を高めるため、付け加えたり、訂正したりします。