≪ 2009 10   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 - - - - -  2009 12 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

中国の迫害から逃れたチベットの人たちが、平和の祭典であるオリンピックの聖火リレーに、FREE TIBETを掲げ、中国による人権弾圧を訴えています。
オリンピック憲章では『その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。』とあり、その象徴である聖火を持って五大陸を繋ぐと言うことは、北京オリンピックの主催者である中国が、人権の尊重、平和の構築を世界にアピールすると言うことになります。
人権の尊重、平和の構築をうたうオリンピックを開こうとする中国が、その一方で、チベット人の人権を蹂躙しているというのは、大きな矛盾であり、オリンピック開催に相応しくないとも言えます。
チベット人の人権が抑圧されていることを、同じ地球に生きる人間として、看過できません。
中国がアヘン戦争以降、傷つけら地に落ちた中華思想を世界に示そうと、強行に聖火リレーを世界中で走らせれば走らせるほど、チベットの人権侵害を訴える人達が人権をアピールするという構図は、とても皮肉に映ります。

<中国政府がチベット人を抑圧し、中国化する問題>
チベット自治区という名前ながら、実態は完全に中国政府のコントロール下にあることが、問題の根深さを象徴しています。
誰が聞いても、チベット自治区のトップがチベット族と思うでしょう。
しかし、トップは漢族なのです。胡錦涛主席もかつてチベット自治区のトップで、うまく抑圧出来たので、出世できたと聞きます。
チベット問題は、1949年中国共産軍がチベット王国を武力で併合されたときから、起こりました。
チベットはチベット自治区だけと思いますが、そこには200万人、周辺の甘粛省、四川省、雲南省にも自治州や自治県があり、400万人が住んでいます。
その他にも、中国に迫害を逃れ、インドをはじめ、世界中に13万人の亡命チベット人がいます。
チベットはチベット語とチベット文字を持つ固有の言語を持ち、チベット仏教という独特の世界観を持った文化であり集団であり、統治体制でもありました。
その中心が菩薩の生きた化身と言われる法王ダライラマ14世です。
中国は、チベット仏教と相容れない共産主義を強引に押しつけ、中国化を図って、チベット固有の文化、チベット仏教などを弾圧しました。
阿弥陀の化身とされ、ダライラマに次ぐ高僧パンチェンラマ10世が1989年に死亡し、次の生まれ変わりを、法王がこれまでの仏教的約束事に則り、探した結果、1995年に生まれ変わりが見つけたが、中国政府が新たな子どもを擁立し、生まれ変わりが家族とともに北京に来る途中、行方不明になり、状況から中国政府が秘密裏に拉致したものと思われます。
中国政府は、チベット人の生活に深く根を下ろしているチベット仏教を、中国統治の元凶と考えて、悉く、抑圧しています。
漢族の大量の移住750万人により、チベット族600万人より人口が増えました。
教育を含めて、全ての面で移住漢族は優遇されており、チベット人の上に置く支配階級のようになっています。
だから、漢族の店が襲われたのです。

<暴徒は完全に抑圧されたチベット人の怒りの表現>
暴徒と化したチベット族が店を襲う映像を中国が流しています。
よく見れば分かるように、被害に遭っているのが銀行だったり、焼き討ちにあった店舗の前面が化粧板が張られていたりするのを見ると、暴徒は漢族の施設を対象にしていたのが直ぐに分かります。
ダライラマ14世の言う非暴力を貫けないほど、チベット族は2級市民として、虐げられてきたと言えます。
それほど、チベット族の言い尽くせない積年の恨みが出たのでしょう。
平和的なチベット仏教徒をあそこまで追い込む、チベット人の誇りや尊厳を破壊した中国政府の抑圧の激しさが想像できます。

1959年に、中国政府の目の上のコブであるチベット仏教の最高指導者であるダライラマ14世がインドに亡命して、中央チベット行政府(チベット亡命政府)を樹立しています。
亡命政府は、中国からの独立は求めておらず、チベット仏教、チベット語などのチベットの文化を守る、チベット族の人権を保障する高度な自治権を求めています。
武力闘争はしない非暴力主義であり、中国のオリンピック開催を支持しています。
中国がダライラマが独立のために暴動を扇動していると言っていますが、非暴力のダライラマは全くそんなことは言っていません。
暴動は中国政府の弾圧の結果であって、チベット政策の失敗をダライラマに転嫁しているのです。
中国の民族主義を煽って、自己の責任を誤魔化しているのです。


<中国は情報統制しても事実は隠せない>
中国は当初、武力は一切使用していないと言っていましたが、旅行者が帰国し証言が出始めると、武器の発砲を認め始めました。
徹底的に情報を隠蔽して、チベット民族・文化を武力で弾圧するつもりです。
外国人記者を入れず、僧侶も入った暴徒が暴れる画面など、中国にとって都合良い場面ばかり、国内、国外に宣伝しています。
中国の警察の武力弾圧の姿は写していません。
暴徒が身近にある石や棒など、素手に近い姿を見ると、彼らが弱者であること、計画的でないこと、組織化されていないことが見て取れます。真実は消せません。
外国人記者を入れなかったのですが、漸く外国人記者をチベットに入れましたが、中国政府が記者のために用意されたものばかりのようです。
チベット仏教寺院では、若い僧侶たちが中国は嘘を言っていると泣いて訴えており、真実は消せないですね。
日本にいる亡命チベット人が、チベットに家族を残している場合、弾圧を恐れて、口を開きません。まるで日本に住む北朝鮮に家族を持つ在日の人達と一緒です。
このことから考えて、この後、僧侶たちは捉えられて、悲惨な目にあっただろうと推測できます。

<他にも人権問題、ダルフールと新彊ウイグル自治区>
国際問題となっているのはチベット仏教を有する独特の世界観を持つチベット民族浄化だけでなく、アフリカ、スーダンでアラブ系民兵が非アラブ系(黒人たち)を民族浄化したダルフール紛争(200万人死亡、60万人難民)で、中国はスーダンの石油確保のためアラブ系に加担し、武器を輸出し、非アラブ系の人達が殺戮されました。
それを非難して、スティーブン・スピルバーグが北京オリンピックの芸術顧問を降りました。
中国にはチベット問題に負けないような新彊ウイグル自治区(東トルキスタン)の問題があります。
ウイグル族の自治区で、ウイグル族が半数近くの1000万人を占めています。
彼らは風貌からみて、中東の人々に近いものがあり、言語はウイグル語、宗教はイスラム教で、漢民族とは相容れない大きな違いがあります。
ここでも漢民族の流入と、中国化とウイグル人の文化破壊が行われ、東トルキスタン独立運動が起きています。
チベット仏教よりイスラム教の方が過激であり、また独立運動の動きがあることから、中国政府はチベット問題よりウイグル人の方に危機感を持っているようです。

<北京オリンピックの聖火リレーはその国の人権意識・抑圧のリトマス試験紙>
聖火リレーはロンドンから始まり、今までにない距離を引き継がれ、中国に入り、チベットの宝、チョモランマ(エベレスト)まで登ると言います。
・イギリスのロンドンでは、祝賀ムードはなく、開始直後から、リレーを拒もうと飛び出す人が次から次へと現れ、異様な展開となりました。抗議デモ隊に対して、3000人の警官を配備し、聖火を中国からの警備要員(中国聖火警備隊)が守るという状況でした。
・フランスのパリでも、デモ隊の怒号のなか、3000人の警官と中国の警備員で聖火ランナーを守る中、進められましたが、開始直後から、混乱し、聖火は4度も消され、途中で打ち切り、最後はバスで輸送しました。
・アメリカのサンフランシスコでは、聖火ランナーはスタート地点ですぐに倉庫に入り、バスで聖火は運ばれ、ルートを短縮、変更し、デモ隊は予定コースで取り残され、最終的に車に収納されて、空港に運ばれました。
・アルゼンチンのブエノスアイレスでは、中国からの警備要員と5700人の警官で警備し、デモ隊の抗議はあったものの、予定通り、大きな混乱はありませんでした。
・タンザニアのダルエスサラームも大きな混乱なく終わりました。
・オマーンでは街頭デモはなく予定通りに終わりました。
・パキスタンのイスラマバードでは、デモはなかったがテロを警戒して、予定を変更して、観客なしの競技場で行いました。
・10万人の亡命チベット人が済むインドのデリーでは、コースを短縮して、一般国民を排除して行い、3500人のチベット人は離れたところで抗議をしました。
聖火リレーは平和の祭典であるオリンピックを世界にアピールするために行われるものですが、物々しい警備に守られ、ルートを変更する、ルートを短縮する、一般市民を遠ざける、これらのことは、北京オリンピックは平和の祭典でないことを意味しています。
また、チベット問題をアピールするイギリス、フランス、アメリカ、インドなどの国と、全くアピールをしないアルゼンチン、タンザニア、オマーンなどの国々に分かれるのも、また面白い現象です。
何処に違いがあるかと言いますと、チベット難民を受けていることもありますが、難民以外の市民団体のデモから見て、大きくはその国民の持つ人権意識の高さではないでしょうか。
逆に言えば、デモのない国は人権意識が乏しいか、または人権を抑圧されている国ではないでしょうか。

日本ではどうでしょうか。
日本では26日に長野市で聖火リレーが行われる予定です。
出発点となる善光寺が同じ仏教と説く身としてチベットに共鳴して辞退し、聖火リレーは変更せざるを得なくなりました。
また、町村官房長官は、聖火リレーの警護は法治国家である日本が行うので、青色ジャージーの中国聖火警備隊を拒否したと言います。
日本政府、日本人はどれほどの人権意識を持っているか、国際社会に知らせるチャンスです。
長野で聖火リレーが著名なスポーツ人で行われます。
英仏のような人権擁護の運動が展開できるでしょうか。
今度は日本国民の人権意識が問われています。
日本は民主主義と人権をアメリカに与えて貰ったため、フランスの人権宣言のように血と汗で勝ち取ったものではないので、人権に鈍感で権力に従順なのではないでしょうか。
昨今は特に、小泉改革の格差社会で勝ち組、負け組に分けられ、負け組に入らなければ良いと、他人の痛みを分かろうとしない人が増えているので、他国の住民のために人権擁護のアピールをする人は少ないかも知れません。

聖火リレーの様子を見守りたいと思います。

<中国はオリンピック開催に相応しくなかった>
オリンピック開催地北京がパリに勝ったのは、世界の大国に相応しい国になって欲しいという国際社会の要請と、中国もそうありたいと言うことでオリンピックを開催することになったのではないでしょうか。
結局、中国にとって、オリンピックは平和の祭典ではなく、国威発揚の場、中華思想を具現化する象徴、13億人をまとまらせる道具でしかありませんでした。
中国は一党独裁、人権も、民主主義もありません。市場経済だけが進む歪な国です。
チベットを封じ込まないと、ウイグル人をはじめ、少数民族が治まらない、13億の民を黙らせておけないのかも知れません。
威厳、体裁を絶対譲らない、中国毒入りギョウザ事件と同じ対応です。
やはり、オリンピックは早かった、オリンピックを開いても変わりそうにありません。
オリンピックを開く国としては、問題が多すぎます。
やはり、オリンピックを開くには10年以上早かったです。

<人権を大事にする日本は中国に対して毅然とした対応を>
北京オリンピックの開会式に、大統領などの国の代表を出さない国が相次いでいます。
日本政府は、福田首相は出席するのでしょうか。
5月になれば、胡錦涛主席が来日することになります。
中韓との外交関係が良好という、唯一の得点を無くすことはできないのか、これまで、日本の福田政権は、胡錦涛主席の来日が間近に迫り、何も言えませんでした。
ダライラマと話し合うようにと親書を渡しましたが、内政問題と一蹴されました。
良き隣人として、人権については言うべきことは断固として言わなければならないと思います。
日本政府は人権を大事にしない国と世界に映るでしょうね。

<中国人民の怒る相手はチベットやチベット側に立つ国や人々でなく、中国政府>
世界がチベットに対して同情的で、中国に批判的なのを、中国人は愛国心から反発しています。
フランスで起こった車いすの中国人女性の聖火ランナーは英雄としてもてはやされ、中国内にあるフランスのスーパー「カルフール」の不買運動が起こっていると聞きます。
中国の中では、今、富めるものと貧しいものの格差が日本の比ではなく、かつての共産主義と比べれば、天と地ほど、不平等になっています。
また、共産党の一党独裁で、党に反対する行動を取れば、政府転覆集団とされたりして、自由に発言することは出来ません。
政治に関して、言論の自由がありません。民主主義がありません。
死刑は世界の9割が中国で行われています。司法も行政の支配下にあり、不十分です。
チベット族ほどではありませんが、中国人民も人権が守られていません。
格差問題や人権問題、民主主義から、目を逸らすために、オリンピックがあり、チベットやウイグルの弾圧があるのではないかと思います。
中国人民は、目を覚まして、自分たちの人権、言論の自由、格差、民主主義を獲得することに力を注ぐべきです。
チベットやウイグルも同じく、人権抑圧された、同じ人間として、権利を認めて上げるべきではないでしょうか。
声高に叫ぶ相手がチベットやフランスではなく、中国共産党政府ではないでしょうか。


<中国と敵対ではなく、先進国の先輩として善隣関係を>
だからといって、日本は中国と敵対するのは間違っています。
隣国と仲違いして、平和が築けることは絶対にありません。
日本は中国と敵対するのではなく、先進国として、良き隣人として、間違っている点を指摘し、指導し、中国をリードすべきであると考えます。


<日本人の自由・人権・民主主義は不十分>
日本は自由があるか、人権を大事にしているかというかと、中国より遥かに守られていますが、そうでもありません。
ドキュメンタリー映画YASUKUNIが政治家の介入で上映中止に追い込まれそうになったり、自衛隊官舎にイラク派遣反対のビラを配ったくらいで75日も拘束され、10~30万円の罰金を取られたり、中国に偉そうに言えるほどではありません。
日本だって、過去にはアイヌ民族の同化政策で、言語や文化を奪いました。
沖縄(琉球)についても、そういう懸念はあり、先の大戦で日本の防波堤とされ、今も基地問題で苦しめられています。
また、普通の民主主義国家では政権交代がされていますが、日本はまるで独裁国家の如く、一党支配に近い状態が半世紀以上、続いています。
民主主義国家とは恥ずかしくて言えない国です。
日本の言論や表現の自由を確保など、日本の人権確保は不十分で、民主主義も真のものになっていません。それを正すべきです。


こんばんは

オリンピックの聖火リレーは本来なら、平和の象徴のはずなんですが。
これだけ各国で妨害行動が起こって、リレーランナーもこそこそ
走っていたら、少しも晴れがましくありませんね。

中国がどれだけ、嘘で塗り固めた発表をしようとも、旅行者や、僧侶の発言
から真実は見えてきます。
しかし、中国も世界の仲間入りをしようと思えば、今までのような
力で押さえつけるやり方では、駄目だという事を感じ取らなければ
印象が悪くなりますよね。
始末に終えないのは、中国国内の人間が情報統制されているために
内政干渉する外国が悪いと思っていることです。
不買運動が起きる事態にまでなると、世界と自国を比べられない今の現状
自国が一番正しいと思う無知な思いは、とても恥ずかしいことだと感じました。


日本も聖火リレーが長野で行われますが、ようやく善光寺の
僧侶も立ち上がりました。
あの辞退が無かったら、日本はなんと人権に鈍感な国だろうと
世界にアピールしたと思います。

それにしても日本の外交はお粗末ですね。
福田政権は外交に強いと言われていたはずなのに
ダライラマが来日しても、安倍さんの奥さんがこそこそ
面会するようでは、恥ずかしいですね。
人権に無頓着な政権で、日本の株がますます下がります。
コメントありがとうございます。

中国の発展をアピールする聖火リレーだったのですが、中国の負の部分、人権問題のアピールの場となりました。
これほど、騒動になると言うことは、中国がオリンピックを開くに相応しい国ではないということの証明となっていると思います。
オリンピックを開くには、国際的なマナーは勿論、人権や環境、など、国際レベルに改善して欲しいという願いがあったのですが、結局、改善されませんでした。

華僑の人達が応援隊と称して、聖火を守る活動をしようとしています。
母国中国がオリンピックを開くのは誇りで、母国に貢献したいのでしょうが、人権を大事にしている国々から抗議を受けていることを真摯に受け止めて、静かに見守って欲しいですね。

日本では、あの青いジャージーの中国人の併走は止めさせるべきですね。
聖火の火を再点火するため、2人は併走すると言っていましたが、その役割も日本人ができます。

フランスのパリ市議会はダライラマを名誉市民に選びました。
ダルフールの不買運動があるにもかかわらずです。
ダライラマと胡錦涛、どちらが平和を大切にしているか、人権を大事にしているか、明らかに尊敬されているダライラマです。
商売は一時的なこと、人権は永久、それほど、人権を大事にしているのです。

パリの聖火ランナーで聖火を守った中国のヒロインは、カルフールには中国人が大勢努めており、不買運動は中国のためにならない、冷静に対応をと言っています。
中国政府が言わなければならない言葉、中国政府は日本のサッカーのときと同じように、利用している、奨励しているように思います。
大国のやることではありません。

日本も良き隣人として、ちゃんとアピールして欲しいです。
嫌らしい商売人と世界の人々に映らないように。
この記事へコメントする















愛てんぐ

Author:愛てんぐ
自由が一番!

*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

*世の中では格差社会がどんどん進み、言論統制の動きも見え、益々自由に生きられなくなっています。

*てんぐになって人のため世のため、独りよがりの意見を、愛を込めて発信していきたいと思います。

*思いを伝えたいため、正確でない表現や数字がありますので、ご了承下さい。

*ブログの趣旨に反する、不快感を覚える、礼儀をわきまえないコメント等は削除しますので、ご了承下さい。

*記事は、情報の正確性や表現の的確性を高めるため、付け加えたり、訂正したりします。