≪ 2017 09   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - -  2017 11 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

衆議院は、臓器移植法案4案のうち、「脳死を一般的な人の死と認め、臓器提供の年齢制限を撤廃し、小児の提供に道を開くA案」が採択されました。
臓器移植法A案は下図(毎日新聞)の通りです。
臓器移植法案

何故、急いで法案化したと言いますと、WHOが来年より外国での臓器移植を禁止する方向にあり、国内で移植臓器の確保を目指さざるを得なくなったため、追い込まれてのことでした。
臓器移植法は3年後見直す予定でしたが、12年間も放置しました。
移植数は12年でたっても僅か80件ほどにすぎず、欧米とは格段に少なく、国民の間では定着していません。
この問題は人の死に関わるため、国会議員はサボタージュして来たと言って良いでしょう。
国会議員の責任、特に法議決に圧倒的に有利な政権与党の責任は大きいです。

共産党は審議不十分として棄権で党議拘束を掛けましたが、自民党、民主党など他の政党は党議拘束を掛けず、個人の自由意志に任せた自由投票としました。
その結果、移植手術のハードルが最も低いA案に賛成したのは、77%が自民党議員が、16%が民主党議員、5%が公明党議員と、自民党議員だけで決まったようなものです。
自民党議員でA案に賛成したのは67%、民主党議員では39%、公明党議員でも39%が賛成し、自民党議員が突出しています。

きっこのブログによると、自民党は採決の前に臓器移植法案の勉強会が開かれましたが、衆参含めて40人だけが出席し、90%が欠席したそうです。
欠席議員に聞くと、選挙対策の方が忙しいくて、勉強会どころではないと言ったそうです。
こういう不熱心、不勉強の自民党議員によって、賛同された臓器移植法案は、国民の総意といのには、大いに問題ありと言えます。
おまけに、法案の衆院での議論は8時間だけと言います。

参院では民主党が多数派なので、衆院議員と同じ賛成比率ならば、A案は過半数に届かず、A案に決まる可能性は低いでしょう。
参議院では、脳死を人の死とはせずに原稿の移植だけの死とし、子どもの移植は子どもの脳死臨調を設置して、慎重に判断する対案を提出しています。

脳死は人の死というのは受け入れられません。
脳死は人の死に至る途中段階です。
あくまでも、移植医療で生まれたもので、移植医療のときしか意味はありません。
しかし、移植する側の善意を否定するものではありません。
提供する気があるのなら、移植医療は推進すべきです。
意志の示せないとする15歳未満の子どもたちについては、親が代弁することになりそうですが、親の負担は大きくなります。
いずれにせよ、十分な論議が必要です。
十分な議論をしていく中で、国民のなかに、この問題への勉強と理解も進むでしょう。
時間を掛けて、もっと議論すれば、落ち着くところに落ち着くのではないでしょうか。
共産党の棄権がある意味では、正解だったかも知れません。
しかし、時間は待ってくれず、追い込まれています。

ドナー数が伸びないのは、法律の所為ではなく、日本人の心の問題です。
法律を改正して、移植医療のハードルを下げても、勝手に医療側が踏み切ることはできず、家族の同意が必要になります。
家族が移植医療に理解が無ければ、法律を作っても、移植数が増えるわけではありません。
移植医療が人々のためになるなどの、広報がもっと必要ではないでしょうか。
ドナー(贈る側)とレシピエント(頂く側)の交流とか、良いことだというアピールが必要のように思います。

いつも残念に思うのですが、国会で法案が審議されるときにようやく、国民に法案の中味が分かって、国民の中でも議論され、意識が高まった時点で、自公政権が2/3を使って、可決され、あとは法案の施行のみとなることです。
さらに、酷いのは小泉政権下で、採決された後期高齢者医療制度や、社会保障費2200億円削減など、数の力で、ほとんどノーチェックで通った法案が、施行されるときに、問題が発生して、国民が疑問の声を上げることが多々あります。
日本の政治は、国民世論が高まる前に議決されるという、変な国です。
法案検討段階では、国民の意見が入らない、権益関係者だけの意見で作られるという異常な国です。
民主主義が機能していません。
政権交代すれば、物事を決定していく過程をオープンにして、始めの段階から国民の意見を反映させるよう変革すべきと思います。


まるこ姫の独り言 臓器移植法A案が衆議院を通過したが。。。 へのコメントを記事にしました。

参考資料として、毎日新聞の『臓器移植法改正:15歳未満も臓器提供…A案、衆院で可決』、『臓器移植法改正:民主議員ら、参院に対案提出へ』を掲示します。



▼続きを読む▼

この記事へコメントする















愛てんぐ

Author:愛てんぐ
自由が一番!

*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

*世の中では格差社会がどんどん進み、言論統制の動きも見え、益々自由に生きられなくなっています。

*てんぐになって人のため世のため、独りよがりの意見を、愛を込めて発信していきたいと思います。

*思いを伝えたいため、正確でない表現や数字がありますので、ご了承下さい。

*ブログの趣旨に反する、不快感を覚える、礼儀をわきまえないコメント等は削除しますので、ご了承下さい。

*記事は、情報の正確性や表現の的確性を高めるため、付け加えたり、訂正したりします。