≪ 2017 07   - - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - -  2017 09 ≫
*admin*entry*file*plugin| 文字サイズ  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


いつも閲覧しているブログ「生きているしるし」 足利事件、えん罪でなぜやってないのに自白するか へのコメントから記事にしました。

何故、やってもいないことに、自白するのかと、不思議に思う方もおられるでしょう。
「生きているしるし」では取り調べで、刑事たちが脅し役となだめ役に分かれて、鞭を飴で、自白を誘導する「落としの技術」を示していました。

私は自白を誘導される人には、気が弱い、精神的に未熟、十分な自我を確立していないなどの共通点があるように思います。
江川昭子さんのブログに、菅家さんへのインタビューが載っています。
http://www.egawashoko.com/c006/000290.html
そこでは、江川昭子さんが菅家さんと佐藤弁護士(補足的)にインタビューし、逮捕されるまでの生活から、取り調べの状況、裁判所、刑務所での様子などが書かれています。
菅家さんは戦を好まない平和主義者です。
草食系の人間が、荒くれ者の肉食系の犯罪者のなかで、17年半も雑居房で一緒に暮らすのは、もの凄い苦痛、地獄の苦しみだったに違いありません。

以下は自白部分だけのインタビューを転載しました。
――取り調べの時に、自分が喋りたくないことは喋らなくてもいいという黙秘権は告げられました?
「それは、自分は聞いてないと思う。裁判の時は、聞いたと思う。その時は聞かなかった」
――その日は遅くまで取り調べを受けましたよね?
「今からやるからと。「お前は子どもを殺したんだな」と。自分はやってないですから、『やってませんよ!』と。『お前がやったんだ』『やってませんよ』と。それの繰り返し。一日中。それで、夕飯が終わってから、『証拠がある』と。証拠があるとしても、自分は何の事か分からないし。当時、DNA鑑定のことは自分も分からないし。刑事も知らないと思う、DNAって。『やってる』とか、『やってない』って。同じようなこと(をずっとやりとりしていた)。夜10時くらいになって、これじゃあ、自分は帰れないと。もういいや、どうにでもなれと。『はい、分かりました、自分がやりましたよ』と言ったら『おお、そうか』と。こうですよ。その日は(取り調べは)それで終わったんです」
――その自白の時に、警察の人が言うのは、菅家さんが警察官の手をとって泣き崩れたと?
「それはありました」
――その時の気持ちは?
「悔しい涙でしたよ。やったとか、やらなかったとか、そういうんじゃないですよ。悔し涙ですよ。自分はやってないのに、どうしてこんな事されなきゃならないの?って、ずーっと思ってました」
――悔しさのあまり?
「そういうことですよ。やって、泣いてたんじゃないですよ。悔し涙ですよ。本当に。だから今だったらハッキリと言いますよ、やってないと。当時は、何も分からないですから。本当に初めてで。警察というのは、市民を守ってくれると、ずっと思ってましたから。なのに『お前がやったんだ』と言われるとは思ってないし」
――お前がやったとなった後、結構細かいストーリーが出てきますよね?それはどういう風に作られた?
「事件当日、幼稚園の勤めに行ってたんですよ。送迎で。それで、実家から幼稚園まではバイクで通勤してたんですよ。それで、幼稚園の送迎が終わって、土曜日ですから、車の中を少し掃除して、実家に帰っていったわけですよ、バイクで。それで、うちへ帰ってきて、即席ラーメンですけど、食べて、バイクでなくて、自転車で行ったわけですよ、菓子屋まで。それで、菓子屋まで行ったんですけど。その日は、事件があった日なんですけど、私は自転車で行ったんですよね、菓子屋まで。その日は、自転車を使ってたんだから、自転車で、真美ちゃんを乗せたことにして、現場まで行ったことにしたんですよ。自分で作ったんですよ、それは」
――なんで、そんな話まで作っちゃったんですか?
「やはり、そういう風にね、言わないと、なかなか刑事っていうのは、なんていうんですかね、『おお、そうか』とか言ってくれないですからね。適当に、自分で、作っちゃったんです」
――作ると、刑事さんは納得するんですか?
「分からないですもん、真犯人がどうやったか。だから自分で適当に、真美ちゃんをパチンコ屋さんから、載せて、土手から下りになるんですよ。下って野球場がある。ネットの後ろいって、河川敷いって、おろして、自転車そのままにして、真美ちゃんをおろして、なんていうんですか、ムラムラっていう言葉を使って、真美ちゃんのクビ締めて殺して、抱いて、現場まで行ったと言ったんですよ。
――そのストーリーは、刑事は納得した?
「納得したというか、そうですよ」
――現場は行ったことのある場所だったんですか?
「そこはないですよ。全然」
――行ったことない場所については、想像したんですか?
「想像です。橋の上から見えるんですよ、だいたい。河川敷も見えますし。それで、自転車おいて、真美ちゃんのクビ締めて、抱いて、おいて、自分は逃げたと、と(言ったんです)」
――客観的な事実と、菅家さんのストーリーが違うときはありませんでしたか?
「それは、たまにありますね」
――そういう時は、どんな風に言われましたか
「それは、(実況見分で)。警察官と現場に行ったときに、刑事が、『真美ちゃんの死体はどこにあるんだ?』と。自分は分からないから、(適当に)『ここです』と言った。すると刑事は『違う、もうちょっと向こうだ』と言って、『ここだ』と(別の場所を示した)。それで、ここかと思った。自分は(遺体のあった場所を)分かりませんから」
――違うって、警察官が教えてくれた?
「教えてくれるんですよ、違う、ここだって」


菅家さんは、自分が気が弱いと何度も使っています。
自分に大きな劣等感を抱いているため、人や社会をとても恐れています。
その場が上手く納まることが、精神の安定だったように思います。
相手が怒れば、自分を曲げて、相手に同調して、その場をやり過ごす、それが気の弱いものとしての、生きていく術と感じ、それが身についていたようです。
だから、取調官の暴力的な取り調べに、恐怖を感じ、その場が納まるために、怒られないために、取調官の言うとおりにし、喜ばれるためには、適当な作り話をするのが良いと反射的に行動してしまったようです。
服役中に、支援者が現れて、自分の事を分かってくれる人がいることで、自信が生まれ、自分を出してもよいのだと気付いたそうです。
それども、栃木県警本部長から芝居がかった謝罪でも、面と向かって言われると、怒れない、思わず許してしまう、人の良いところが出てしまっています。

未成年の子どもたち、精神的な発達障がいのある人たち、障がいがなくてもとても気の弱い人達は、自白させることには問題があることが知られています。
富山冤罪事件で犯人にされた人も気が弱い人でした。
大阪地裁所長襲撃事件で犯人された少年たちは、無罪が確定しました。
御殿場事件の少年たちは冤罪を主張しています。
踏み字をさせて自白を強要した志布志事件では、12名全員が無罪となりました。
12名全員が気が弱いはずもなく、普通の人でも、長期間の拘留、暴力的な取り調べであれば、刑がそれほど重くなければ、安易に応じてしまいます。
痴漢の冤罪などは、直ぐに認めてしまうケースはもの凄く多いでしょう。
それほど、警察による取り調べは人権を無視した、非人間的で、過酷なものとなっていることを物語っています。

その場の恐怖から逃れるため、後先を考えずに、取調官に同調してしまうのです。
その当時、菅家さんは弁護士の役割や検察、裁判の仕組みも良く知りませんでした。
こういう人に、強迫的な取り調べを行うこと自体、警察の常識を疑います。
こういう人には弁護士の立会が絶対に必要です。
取り調べのイロハも知らない、口を割らせればよいというただのワンパターンしか知りません。
供述の矛盾がいっぱいありながら、矛盾を解明する捜査も詰めていません。
これで、当時の捜査関係者はベストを尽くしたというのでしょうか。
自白の矛盾や菅家さんのことを知れば、DNAが間違いで、犯人でないことは分かったはずです。
そうすれば科警研のDNA鑑定が誤りで、技術的に未熟でお粗末なことが分かり、その後の飯塚事件などの冤罪事件が起こらなかったかも知れません。
そこまでして、はじめてベストの捜査を尽くしたと胸を張って言えます。

東京高裁で、菅家さんの再審開始が決定しました。
菅家さんたちは、冤罪の原因となった、DNA鑑定や捜査の問題点を明らかにするために、当時の鑑定担当者や捜査担当者への証人尋問を求めていました。
しかし、矢村裁判長は原因究明は認めず、早急な名誉回復を表向きの理由として、早急な再審開始を選択しました。
宇都宮地裁でやり直し裁判が開かれ、年内の無罪判決の見通しです。

国民の間では、既に菅谷さんは無罪です。
裁判所は早急な名誉回復を表向きの理由として、本当は裁判所、警察、検察、要するにお上連合の体裁を保つために、臭い物に蓋をしました。
裁判所も冤罪の片棒を担いだ加害者であることを忘れたかのような紋切り型のお上の姿勢です。
今夜のクローズアップ現代で足利事件で何故冤罪が起こるかを放送していました。
裁判官には希な人権派の裁判官OBが出て解説していました。
そこで、大きな間違いをしていました。
DNA鑑定は1/800で精度が悪かったという点です。
本田教授の鑑定で、当時の方法で鑑定しても、同一にはならなかった、つまり、当時の科警研の鑑定は合っていたが精度が低かったのではなく、鑑定そのものが間違っていたということです。
矢村裁判長は検察側のDNA再鑑定で無実を証明できるとし、科警研の鑑定そのものが間違っていたという本田教授の鑑定を無視しました。
他の裁判にも影響を与える一大事なため、真実を闇に葬ろうとしています。


検察や警察で、今回の冤罪事件について検証すると言います。
お手盛りで、客観的な検証ができるのでしょうか。
裁判所の検証はどうなるのでしょうか。
やはり、検証の過程を全てオープンにしてやるべきで、その場としては裁判の中で明らかにするのが一番良い方法です。
それが、加害者としての責任の取り方です。
裁判所への批判と捉える内向きな人がいますが、改善のための反省です。
公開の場で、問題点を明らかにしてこそ、心の底から冤罪を生んではならないという思いを関係者で共有し、改善策への一致協力体制へと繋がっていくものだと思います。


産経新聞『【足利事件】菅家さん再審開始決定 東京高裁』『産経新聞 【足利事件】再審開始確定へ 弁護側、特別抗告断念』を以下に掲載します。

▼続きを読む▼

この記事へコメントする















 えん罪でなぜやってないのに自白するか。  足利事件で管家さんがなぜ自白をしたのか。ピンとこない方も多いようだ。  それは、テレビ... ...

愛てんぐ

Author:愛てんぐ
自由が一番!

*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

*世の中では格差社会がどんどん進み、言論統制の動きも見え、益々自由に生きられなくなっています。

*てんぐになって人のため世のため、独りよがりの意見を、愛を込めて発信していきたいと思います。

*思いを伝えたいため、正確でない表現や数字がありますので、ご了承下さい。

*ブログの趣旨に反する、不快感を覚える、礼儀をわきまえないコメント等は削除しますので、ご了承下さい。

*記事は、情報の正確性や表現の的確性を高めるため、付け加えたり、訂正したりします。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。