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先日のスーパーモーニングでテレビ朝日がずっと追いかけてきた須賀川一中柔道部事件の民事裁判の結果を告げていました。
3月27日福島地裁は管理責任、加害責任があるとして、県や同市、相手の男子部員とその両親に計約1億5500万円の支払いを命じました。
被害少女の両親にも監督責任があったとされましたが、相殺して、要求した賠償金の大半が認められました。
また、学校の事故隠しについても、管理責任を逃れるため事故隠しの疑いが濃いとしました。
賠償金は、加害少年と両親の賠償金300万円は払われず、須賀川市が遅延損害金を含めて、約1億7000万円全額を負担することになりました。

裁判では、柔道部の3人の同級生が事実を証言してくれたことが大きかったようです。
その証言によって、加害者や学校側の発表が正しくなかったことが証明されたことが勝因だったようです。
加害少年も出廷し証言し、軽く転がしたという当初の発言を翻し、複数回投げたと嘘を認めましたが、「被害者が意識不明の重体になったことに関しては、なんとも思ってはいない」と証言しました。

事件は、2003年10月18日、柔道部の生徒たちだけの練習でおきました。
部長(当時2年生)が1年生だった被害少女を数回投げ、頭を柱に打ち付け、少女は気を失い、硬膜下血腫を発生し、今でも意識不明状態が続いています。
身長180センチ体重120キロの大男の部長が、1年生に負けて、気が立っていて、気晴らしで、少女をプロレスまがいの技で投げ飛ばしたそうです。
柔道部では先生が殆ど練習に立ち会わず、部長が好き勝手に、弱い1年生を練習といって投げて気晴らししていたのが常態化していたらしいです。
その一月前、柔道部に入って6ヶ月の少女は練習で頭部を殴打し、硬膜下血腫で2週間入院していましたが、退院後、医師からOKの許可を貰って、軽めの練習をしていました。
学校の急報で、母親が駆けつけたとき、119番に通報はしておらず、救急車が到着したのは事故後10数分経過してからだと言います。
事件直後、少女の担任教師は他言は無用と生徒に口止めをしました。
24日に開いた柔道部保護者説明会で、校長は怪我をするような練習をさせていないのに意識障害になったのは、少女の持病の所為だと、証拠のない責任逃れの説明をしました。
そのほかでも、教頭は、柔道部員たちに、口外しないよう、脅迫まがいのことをしたり、学校の報告書で、少女の母親に直接聞きもしないのに、加害生徒の母親の、少女の母親は学校や加害生徒に責任はないなどの発言をしたと、少女の母親が事実はないとして否定していることを強硬に載せたり、報告書に柔道部員たちの証言を載せていなかったり、学校側の都合の良いことばかりでした。
スパモニが取り上げて、教育委員会が乗り出しても、学校を庇うため、事実を認めず、有耶無耶、時間切れにする態度でした。
検察が立件しないため、少女の両親が告訴しようとしましたが、加害者の部長は年齢が13歳のため、告訴できないとして断念しました。

二人の顧問を両親は告訴しましたが、事故との因果関係を説明できないとして、検察は不起訴にし、2008年10月検察審査会も不起訴相当の判断をしました。
民事裁判は2006年8月に開始、これは少女の同級生たちが須賀川一中を卒業した後、気兼ねなくものが言えるようになったことと一致します。
在学中に当事者であったときには、少女を救えませんでした。
ここに日本社会の問題点があります。

学校、教育委員会の責任逃れ、その為に行った子どもたちに強いた隠蔽工作は、子どもの教育上、もの凄い、ダーティなものを子どもたちに植え付けました。
正しいことを言えば、自分が四面楚歌になる、正しいものは馬鹿になる、不正でも多数派に廻らなければ損、そんなこと子どもに植え付けました。
こういう教育は、社会の閉塞感をさらに増殖させ、閉塞した社会を打開する人達の誕生を拒むことになるでしょう。
校長や教頭、教員、教委の保身が、社会前提の体たらくを進めているのに気付かないとは情けない限りです。
過ちをすれば、認めて反省して、やり直せばよい、そうすればさらに良い教育環境が生まれます。
責任を問われ、辞職しても、正しいことをしたという自負で、後の人生は教育者として少なくとも精神的には満たされてものにあるはずです。
認めて謝罪するのは一時の不利益になりますが、こういう責任を延々と繰り返す体質は、もの凄いマイナスです。

加害男子生徒は、部長という立場を利用して、気晴らしで、弱い生徒を虐めていたことは、顧問、副顧問が放任していたことにも責任がありますが、許されるべきものではありません。
高校も通えず、寝たきりの人生を送らせたことで、何とも思わないというのは普通の神経ではなく、犯罪者の心境です。
人の痛みを知らずに大人にたっていくのを黙って放っておくのは宜しくありません。
嘘の証言をした両親も然り、この親にあってこの子ありです。
暴行をして、相手が不遇になったのに、無関心な子どもには、矯正教育をする必要があります。


『隠蔽 須賀川一中柔道部「少女重体」裁判 (単行本(ソフトカバー))テレビ朝日「スーパーモーニング」取材クルー (著), 被害者の母 (著) 』が出版されています。

参考資料は次の通りです。
須賀川一中柔道部事件裁判のまとめ 被害者支援サイト
須賀川一中柔道部リンチ事件『隠蔽工作』のまとめ
須賀川市第一中学柔道部暴行傷害事件
須賀川一中柔道部リンチ事件で意識不明になった少女を応援するサイト

裁判のニュースは殆ど消されており、時事通信の『市などに1億5千万円賠償命令=女子柔道部員の練習中事故-福島地裁支部』だけがネットで残っていましたので、それを以下に掲載します。
福島民友『須賀川一中柔道部事故訴訟判決要旨』が須賀川一中柔道部リンチ事件『隠蔽工作』のまとめにありましたので、掲載しておきます。

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愛てんぐ

Author:愛てんぐ
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