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大阪のパチンコ店で放火され、客や従業員の4人が子房、19人が重軽傷を負う無差別殺傷事件が起きました。
犯人の男(41歳)はいきなり持ってきたバケツの中のガソリンを客たちに投げつけ、マッチで引火し、逃亡しました。
犯人は一夜明けた後、逃亡していた岩国の警察に出頭し、逮捕されました。

警察によると、「仕事も金もなく、人生に嫌気がさした。通り魔みたいに誰でもよいから人を殺したいと思い、人が多数いるところに火を付けた」と供述していると言います。
去年6月に起こった、通行中の歩行者をトラックで次々とはね、人々をダガーナイフで次々と刺し、7人が死亡、10人が負傷した秋葉原通り魔事件を思い出します。

犯人は10年以上前に、妻子4人で福岡県に暮らしていたが、離婚して一人となったといいます。
2、3年前に鹿児島県に住み、ダンプの運転手をしていて、借りた家賃の滞納はなかったのですが、給料が少なかったと言うことで、その後、大阪に移り住み、ガソリンスタンドでタンクローリーの運転手をしていたそうです。
去年の夏頃、原油の高騰により、運転手の仕事が週一程度になり、給料に遅配も重なり、10月にガソリンスタンドをやめてしまったそうです。
自宅周辺を当てもなく自転車や徒歩で入ったり来たり、放火されたパチンコ店で何度もみられたと言います。
今年2、3月には、別の食品会社で運転手をしていました。
仕事を探すが良い仕事はなく、失業保険も切れ、消費者金融に200~300万円の借金があって、生活は苦しかったと言います。
最近、スロットに入り浸っていたのは、生活費を稼ごうとしていたのか、現実逃避をしていたのかも知れません。
元同僚によると、仕事ぶりは真面目で、「車の手入れをきちんとやり、忙しい時は嫌な顔をせずに手伝ってくれた。人に迷惑をかけるような男には思えず、驚いている。」と話しています。

大型車の運転免許と危険物取扱者の資格とその経験という専門的技能を持ち合わせており、本当の意味での底辺の人間ではありません。
性格も社交的ではないですが、仕事は真面目で素直で、信用できる人間のようで、犯罪を起こすような人間では無かったそうです。
それがたかが200万円ほどの借金で首が回らなくなり、お先真っ暗となり、生きていても良いことがないとして、自殺できないので、道連れに多数の人、それも同じような弱い人達を無差別に放火殺傷して、自分は死刑になる、普通では考えられません。

人間は社会的動物と言われています。
人は社会の影響を受けて、人間形成されていきます。
犯罪は個人による資質と社会による影響の両面があり、両方が相まって犯罪に至るのだと思います。
ダガーナイフを規制しても、スプリンクラーの設置を義務づけても、無差別殺人をしたいという確信犯には、対処療法では、殆ど意味を持ちません。
社会による側面も対策を講じるべきです。

今の日本の社会は生き易い社会かどうかといえば、ハッキリ言って、生きにくい社会です。
経済はこの20年ほど足踏み状態、少子高齢化はどんどん進み、閉塞感が漂います。
学校では競争一辺倒、落ちこぼれれば落ちこぼれるだけです。
社会に出れば、最初の就職先が最高で、転職すれば、どんどん給料は下がり、落ちていきます。
小泉首相の登場で、新自由主義を推進しました。
規制緩和をし、自由競争にして、自己責任にして、弱肉強食の世界を作りました。
派遣法を自由化して、非正規社員を増やすと、日本の労働慣行で、正規を外れると非正規に落ち込み、這い上がれません。
非正規化により、失業保険というネットはなくなり、生活保護が最後のネットで、生活保護を申し出ても門山払いされる有様です。
非正規社員は物件費、物扱いです。
一度落ちれば、再チャレンジできにくい、人に厳しい社会です。
自己責任で、自分のことには関心はあるが、人の不幸には全くの無関心の社会になりました、
多くの人達は孤独に苛まれています。
厳しい競争社会で、ストレスを押し付け合い、ストレスやイジメの連鎖を生み、うつ病やうつ状態の人を大量生産をしています。

これが自民党長期政権が作り出してきた社会です。
特に、小泉改革により社会は疲弊し、庶民は病んでいます。
自由競争では、富めるものはより富めるものとなり、貧しいものはより貧しいものとなり、それらが代々、固定していきます。
自由な競争では、炭素浪費社会となっても、低炭素社会にはなりません。
自由な競争は、強欲資本主義となって、強欲のため資源やエネルギー、食糧を高騰させ、物価高、食品高で飢える人がいても平気となります。
新自由主義は、格差を生み、社会を破壊していきます。
社会の仕組みは政治によるところが大きいのです。

学校でも、社会でも、落ちこぼれ、落伍者を見捨てない、お互いに助け合い、引っ張り合う、優しい教育や優しい社会だと、このような事件が起きにくいのでは無いのだろうと思います。
いつでも、何歳になっても、勉強ができ、職業訓練ができ、何度でもチャレンジができる社会であれば、防げるのでは無いかと思います。
社会の仕組みを競争社会から、棲み分け社会へと転換すべきではないかと思います。


歪みを拡大させてきた張本人の自民党政権では、担当する資格はなく、政権交代しかありません。
先ずは第一歩、友愛の精神が必要ではないかと思います。


参考資料として、毎日新聞『大阪・此花のパチンコ店放火:出頭の男逮捕 「誰でもよかった」』、朝日新聞『元同僚「仕事ぶりまじめ」 パチンコ放火容疑者』、『パチンコ店放火容疑者、スロット熱中 最近は生活苦か』を以下に掲載します。

▼続きを読む▼

犯人は、大型タンクローリーの運転免許を持ち、危険物の取り扱い者の資格も持っていたそうです。
それでも職を失い、借金を増やし、人生に絶望する。
生存権を脅かす危険水域はどんどん迫ってきています。
マイナス成長の日本では、国が生活保護を充実させないと、この種の犯罪は増加の一途でしょう。
職の確保に全力を挙げることが、経済対策の最優先事項ですね。
派遣切りで利潤追求する経営者こそ淘汰だれるべき人物ではないでしょうか・・・
scotti さん、コメント、ありがとうございます。

秋葉原通り魔殺人事件の報道と、今回のパチンコ店放火殺人事件との報道との差が、あまりにも激しいですね。
今回のは弱者が弱者をやったので、関心が薄いのでしょうか。
パチンコ店に来る客なんて、というのであれば、大いに問題です。
マスコミは個人的資質に矮小化することでなく、社会的な問題として、取り上げることこそ、公器としての使命だと思うのですが。
こういう脆弱な社会こそ、安心安全が蔑ろにされ、むしろコストが掛かる社会になっています。
落ちこぼれないようにコストを掛ける方が、一見コストが高くつくように見えて、コストが掛からない社会です。
医療で、予防医療を充実する方が、重症化して医療費が嵩むより、安価と同じ理屈です。
企業経営者も、単に自社の利益を追求するのではなく、社会全体の利益をも包含して企業経営する、そういう価値観が求められていると思います。
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愛てんぐ

Author:愛てんぐ
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*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

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