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大晦日は、観たいと思わせるテレビ番組をやっていません。
昼過ぎに、唯一、みられたのがNHK教育テレビの新日曜美術館の総集編でした。

色んな作家が取り上げられていましたが、最後が31歳の若さで亡くなった石田徹也でした。
新日曜美術館が以前、石田作品を取り上げたときも、偶然みていました。
反響が著しく、無名の作家が一躍、世間に知られることになりました。

石田徹也の、飛行機のなかに人が一体化した作品が、画面に登場すると、無意識のうちに涙が出てきました。
これがその作品です。
ishidatetsuya.jpg

            (石田徹也公式ホームページより)

芸術は一瞬にして、心の中に、複雑なものを一遍に届けてくれる、芸術は凄いと感じます。
飛行機になって大空へ羽ばたこうとしますが、台の上に固定されているようで、飛び出せはしません。
飛行機もプロペラ機で、最新鋭機でもなく、古びていてポンコツのようです。
作者自身に似た顔は不安げで自信無さそうに見えます。
同じように、横にも機体が並んでいます。

石田徹也は武蔵野美大を出てから、定職に就かず、工事現場などのアルバイトをしながら、絵を描き続けていたと言います。
題材は働いていたり、生活していたりすることやものに、人が一体化したものを描いていました。
4年前に、踏切事故でなくなったといいますが、遺作が絵の具の載っていないパレットに何も書いていない画用紙、うつろに遠くを見る自画像を見ていると、自殺のように思います。

過去の5年、10年を思い浮かべると、自分のことは思い浮かばなくて、社会のことが浮かんできたと言います。
自分の為だけの人がいっぱいいる中、希有な存在でした。
今の社会の閉塞感、人間性の破壊など、今の社会の根底の歪み、人はなんの為に生きているのか、こんな社会、生活で幸せ感を得ているのか、現代人がしようがないと、真っ正面からみないことを訴えかけているように思います。

死亡したのは2005年6月、丁度、第3次小泉内閣で、規制緩和され自己責任が叫ばれ、格差社会が進行し、格差が容認された時期でもありました。
人が物扱いされ、景気の調整弁になり、経営側は社員をリストラしようと虎視眈々とし、労働者は過度の競争に晒され、精神疾患を患うことになり、働くことが楽しくなく、誰もが孤独で、夢も希望も失われています。

人間性の回復は鳩山政権に期待したいと思います。
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愛てんぐ

Author:愛てんぐ
自由が一番!

*自由、平和、優しさ、自然が大好きです。暴力、戦争、不公平、不自由は大嫌いです。

*世の中では格差社会がどんどん進み、言論統制の動きも見え、益々自由に生きられなくなっています。

*てんぐになって人のため世のため、独りよがりの意見を、愛を込めて発信していきたいと思います。

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